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被災物 モノ語りは増殖する

3,850円

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気仙沼のリアス・アーク美術館には、 東日本大震災の「被災物」が展示されています。 瓦礫ではなく、生活の記憶を宿したモノとして、 被災した学芸員が拾い集めたものです。 この展示に突き動かされた姜信子さんは、 大阪で「被災物」をモノ語るワークショップを始めました。 傷ついたモノを前に、人は思わず記憶の底の声を語りだしました。 この本は、「復興」の物語からはみだす、 小さな〈モノ語り〉の記録であり、 他者の記憶の継承という問いに対する、 真摯な応答の記録です。 当事者/非当事者の境界を越えて、 命の記憶を語りつぐために。 カラー32頁。志賀理江子さんの撮り下ろし写真16頁。

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