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キム・ソヨン『奥歯を噛みしめる 詩がうまれるとき』

2,420円

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心の傷もわかりあえなさも、 すべてを詩にしたとき、母を愛せるようになった—— 痛みの声を聴く詩人が、母、父、心の傷、 そして回復までの日々を語る。 奥歯を噛みしめて耐えること、奥歯を噛みしめて 愛すること。何もできなかったあの頃。それは、 詩のうまれゆく時間であった。 『詩人キム・ソヨン 一文字の辞典』(クオン)で 人気を博した詩人の自伝的エッセイにして、 生を肯定する詩論でもある貴重な1冊。 寒さに震える心をそっと包み込む、 かぎりなくあたたかな30篇のエッセイ。 キム・ソヨンの手紙「日本の読者へ」と、 三角みづ紀(詩人)による応答エッセイを付す。

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